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コミュニケーションデザイン研究所=CDLは、デザインの理想を目指す試みの一貫として、 “DESIGNPiece_00”プロジェクトを始動させました。第一弾“DESIGNPiece_01”は、平野敬子 デザインによる卓上カレンダーの提案、“wave motion”です。
空間に自然に溶け込むように、有機的な2枚のアクリル板で、カレンダーの日玉の紙を挟み、3層からなる構造を創りました。両面に2ヶ月分の日玉を配置するデザインで、機能性を高めています。
翌年以降も、アクリルカバーを使っていただけるように、カレンダーの日玉シートをリフィルとして別売りします。
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言葉に厳格でありたいと常に考えている。事実に対して誠実に、偽り無く、装飾的な言葉をできる限り排除し、本質を現わすように言葉を扱いたいと、自戒している。
デザインは本来、言葉で説明を加えるものではないが、展覧会における展示物としてデザインを見るという行為を考えた時に、言葉による説明の必要性を強く感じた。具体化に至るまでの思考のプロセスを記録した、思考の言語化の記録として。俯瞰で事象を捉える為の方法として。文章には、思考の時間が蓄積され、その結果、デザインに至るまでの時間軸が表出する。
展覧会において説明などの文章は、会場の壁面などに貼られ、表示されるものであるが、より、文章に集中できる方法を模索した結果、文章を収めた1冊の本を作ることにした。本は手の中に納まり、それを読む人は好きな場所に移動でき、良好なコンディションで言葉を受け取れるという方法である。この本は、インスタレーション作品の1片として作品の構成要素となる。終わりのない思考の蓄積の象徴として展覧会のプランの中核を成し、解説文と作品という2つの機能を果たす。展覧会におけるコミュニケーション・デザインの提案。
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“DESIGNPiece_00”プロジェクトの第三弾“DESIGNPiece_03”は、平野敬子デザインによる「本を開いた状態で展示する為の装置」の提案です。
一般的に、展覧会や博物館、展示会などで書籍を開いた状態で展示を行う場合、テグスなどの細い紐状部材で本を押さえ付ける方法がとられておりますが、この方法では人が持ったような自然な状態で本を展示することができません。そこで、“DESIGNPiece_03”では、本を開いた状態で展示する為の具体的な方法と考え方を提案いたします。
展示の状況に応じてリサイズ等の柔軟な対応が可能です。
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